なぜ太るのか?これはいたって簡単なことです。
「太る」のは摂取カロリーが消費カロリーよりも多ければ、余ったカロリーが脂肪として蓄積された結果です。
では、どうすれば痩せられるかと言いますと摂取カロリーよりも消費カロリーを増やせばいいということになります。
一言でいえば簡単なことですが現実はこんなにも簡単にはいきません。
仮に1kgの脂肪を減らしたいとすると約7,000kcal消費しなければいけません。
7,000kcalとは体重が50kg〜60kgの人で水泳なら6時間、軽いランニングなら15時間位でやっと1kgの体脂肪が燃焼されます。
皆様が私は、よく運動もしているのになぜ痩せないのと思っているのは運動量がまだまだ少ないからです。
摂取カロリーとは何でしょう・・・・摂取カロリーとは食べ物から発生するエネルギーのことで、脂質、タンパク質それと、糖質に分けられます。
消費カロリーとは何でしょう・・・・体の中で使われるエネルギーのことで基礎代謝量、活動代謝量、食事誘発性熱代謝量に分けられます。
この中でダイエットに最も関係しているものは基礎代謝量ですが、基礎代謝の中でも最も消費量が多いのが
筋肉です。体の約40%近くが筋肉でできていますが、筋肉の量が多いほど基礎代謝量が多くなり、消費エネルギーは多くなります。 ダイエットを心がける方はいかに筋肉量を上げて基礎代謝量を多くするかを考え行動することでダイエットの成功率が高くなります。
食べ過ぎなくても、1日2食とか、一度に多く食べ、食事感覚が長い食べ方は栄養が吸収されやすく、太る原因になります。また、1日2食など絶食時間が長い食べ方は、食事のとき、食物が持つエネルギーの一部が熱になって失われる、食事誘導性熱産生を低下させ過剰カロリーをもたらし、脂肪を余分に試させる原因になります。
消費エネルギーは、安静にしていても生命を維持するために必要な基礎代謝量、体を動かしたり運動するとこに消費する活動エネルギー量、そして食べ物が吸収されるときに使われる食事誘導性熱産生の三者で構成されています。 普通は基礎代謝6割、活動エネルギー量3割、食事誘導性熱産生は1割くらいです。
したがって、運動不足は活動エネルギー量を低下させて体の中の余分なカロリーをためることにつながります。その上うんどぷ不足には体の脂肪をためやすい代謝状態にしてしまう作用があります。すなわち運動不足になると、基礎代謝も少なくなってしまうのです。
炭水化物は摂取されると分解、吸収されてブドー糖となって血液中に現れます。この血糖の上昇を感じとって、
脾臓からインシュリンというホルモンが分泌されます。 インシュリンは、細胞膜にあるインシュリンセプターに結びつき、ブドー糖が細胞内に取り込まれるための懸け橋になります。 ですからインシュリンが少なくても、インシュリンセプターが少なくても、ブドー糖は利用されなくなり、血液中に余った状態が生じてしまうのです。
この余ったブドー糖は、酵素の働きで、中性脂肪に変えられて皮下、内臓などに蓄えられることになり、肥満という現象が生じてくるのです。
女性が更年期に入りますと、卵巣の働きが次第に鈍くなり、女性ホルモンの分泌量が減少します。すると脳下垂体がこの現象を感知して、卵巣に対してその働きを盛んにするために卵巣刺激ホルモンを分泌します。 これが食欲中枢に作用して、摂食を盛んにするのです。
更年期女性の肥満治療が不成功に終わることが多いのは、この治療を併用しないからです。更年期障害と同じような理由で思春期障害という状態もあります。 この時期らんそうの発育が鈍いので、脳下垂体から刺激ホルモンが出て、いろいろな障害を発生してくるのですが、肥満もその一つの症状なのです。治療には減量食と共に
微量の女性ホルモンが有効です。
健康な正常体重の人よりも少ない量の食事しか摂取していないのに極端な肥満状態にある人があることが報告されています。。中性脂肪を分解するリポプロテインリパーゼという酵素の活性がていかしているようです。
要するに、中性脂肪を作る方の酵素は沢山あって、分解する方の酵素が少ないためにどんどん肥満してしまうのです。このほかにも精神的な要因も存在するのではないかと考えられています。
食事を抜くようなことがあると、そのあとの食事はしっかりと吸収するようになります。食べ過ぎなくても、1日2食や1度に多く食べ、食事間隔が長いたべかたは栄養が吸収されやすく太る原因にもなります。
一食抜けば、お腹がすいて」次の食事をまとめ食い、どか食いをしがちになります。1日2食など絶食時間が長いたべかたは、食事のとき、食物が持つエネルギーの一部が熱になって失われる、食事誘発性熱産生を低下させ過剰カロリーをもたらし、脂肪を余分にためる原因にもなります。
体には、交感神経と副交感神経という2つの自律神経が備わっています。交感神経は、体を動かす昼間に働いて胃の活動を活発にし、消化吸収を促します。夜になると副交感神経が活発になり、体を休息させるとともに、体に入った栄養素を体内に貯蔵しようと働きます。
夜遅く食べたものは体脂肪として蓄えられやすいのです。とくに食べてすぐ寝ると、食べた物のエネルギーは使われずにため込まれるだけです。少なくても、寝る前の2時間は食べない方がいいでしょう。
タレントなどが書いた「○○抜きダイエット」を読んでダイエットしても、結局リバウンドをしてしまう人がよくいます。太る原因は食べ過ぎや運動不足といった漠然としたものでなく、一人一人の具体的な生活習慣の中に隠れています。だから100人いれば100通りの原因があるはずです。それを無視して誰かが成功したダイエット法をまねてみても、もとの太る原因が隠れた生活に戻ればまた太ってしまうわけです。もちろん極端なカロリー制限をする無理なダイエットでは、長続きしないばかりか、体を壊してしまいます。
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