なぜお腹が空くの?


空腹とは、「脳が糖質をほしがっている」状態です。 私たちがものを食べるのはエネルギーを補給するためですが、そのエネルギーはまず最初に筋肉と肝臓のグリコーゲンタンクに蓄えられ、そのタンクが満タンになれば、次に体脂肪に蓄えられます。 体脂肪に蓄えられたエネルギーは、空腹時に膵臓から分泌されるグルカゴンというホルモンを受けると溶け出します。 すなわち、私たちのエネルギーは余ったら体脂肪に蓄えられ、空腹時に分泌されるグルカゴンによって血液中に溶け出して使われるようになっています。これが私たちのエネルギーシステムです。

現代の私たちは空腹になる間がないといいますか、いつも食べ物を口にしています。
ちょっと口がさびしいと言ってはおやつやドリンクなどを口にしています。これでは、いったん体脂肪になったエネルギーは溶け出すひまがありません。 それに、筋肉と肝臓のグリコーゲンタンクのエネルギーがまだ充分あるのに、私たちが次の食事をするために、タンクがすぐ溢れ、たくさんのエネルギーが体脂肪に回されてしまいます。これが肥満です。

それでは、このような状態を抜け出すにはどうすれば良いでしょうか? それにはあなたの空腹感という感じ方がが非常に大切です。毎食事の前までにお腹が空いてたまらないという状態ではこまりますね。では、どうすればいいのでしょう? 昔から言われていますように腹8分の食事をする これが最も体にとって良い食事の仕方です。 食事の量を次の食事の直前にお腹が空いたと感じる位の量が無駄な脂肪を貯めない最良の方法です。

今は本当にいろいろなダイエットが流行していますがなるほどと思えるものよりもこのダイエット法は体を壊すと思うダイエット法もあります。 極端に食事を減らしたり食事を抜いたりしてするダイエットは体にとってよくありません。 ダイエット中に空腹感が強いのなら、やはり身体がきちんとした栄養を求めているのかも知れません。 カロリー重視のダイエットはやめた途端にリバウンドする可能性がありいずれ行き詰まります。普通の食事をとり、栄養重視のダイエットに切り替えるのが良いと思います。

ただ痩せればいいのではダイエットとは言えません。それは「やつれているだけ」です。本当のダイエットとは健康で奇麗に肌も艶やかに痩せていることが本当のダイエットに成功したといえるでしょう。 ダイエット中にあまりにも空腹感がでてつらい時はキャンデーのような甘いものを少し食べてみるのもいいでしょう。 キャンデーなどはほとんどが糖分であるため、すぐに血糖値に反映し、空腹感が減少します。

お腹がいっぱい


食事をしてお腹がいっぱいになったことを満腹といいます。
食事をすると、まず胃に入り、腸から栄養が吸収され次第に血液中の血糖値があがってきます。すると、今度は脳の視床下部にある満腹中枢が働いて、「満腹」という形で、体に食事ををやめるように指令されます。 ところが、これには通常、20分くらいの時間がかかります。

ですから急いで食事をすると 満腹中枢が働く前に、必要とするエネルギー以上の量の食事を取ってしまうのです。 これが「早食いの人に肥満が多い」原因です。 また、せっかく脳が「満腹」と命令を出しているにもかかわらず、その命令に気づかないことがあります。これはテレビを見ながら食事をしたり、話に夢中になってついつい食べすぎると、血糖値が上がりすぎます。血糖値が必要以上にあがると、インシュリンを分泌して、血液中の糖質や脂質を筋肉や肝臓に送りこみます。 筋肉や肝臓は、血中のブドウ糖を「グリコーゲン」に変換して、ためこみます。 ところが、筋肉や肝臓の貯蔵能力には限界があります。そうなるとインシュリンは、血中の余分な糖質を脂肪細胞の中に取り入れ、脂肪を合成します。これで肥満の準備ができました。

 脂質を摂取すると太る?人間の一日の摂取カロリーのうち脂質の量の大体の目安は30%ほどを必要としています。 ダイエットをされている方は肉、フライ物は敵だと言わんばかりに」極端に油分を摂らないなどのダイエットをされている方のおられますが脂質の摂取量が極端に少なくなると、身体が反応してストレスになり、かえって食欲が増すことともなり、長期的に見てリバウンドにつながっていきます。 ダイエットをする上で一番大切なことは脂質ではなく炭水化物のコントロールこそが楽に痩せる秘訣です。 女性の場合、余りにも脂質をカットしますと、お肌に弾力がなくなり、肌の老化を引き起こし、しみ・小じわなどのトラブルに繋がります。やはりダイエットには必要な栄養素を十分に摂取することが大切です。

食事の仕方


朝食は大切です.
朝起きた時はボーとしていますよネ。、夜は睡眠をとって長い間栄養が入ってきませんので、血糖値が60〜70mgくらいまで落ちこみます。こうなると、体より脳が先にダメージを受けます。 そして、体温も下がっていますので体温を上げることも大事な要因です。朝食をきちんと取り体温を上げることで作業能率が上がります。この時摂取するご飯やパンなどのタンパク質は、食べたときに熱として発散される割合が高いので、体温を上げ頭をすっきりるのに役立ちます。

昼食はしっかり 一度に沢山食べるのではなく、小分けに糖質を補給して、脳へのエネルギー供給を切れないようにしてやるのが重要です。(切れてくると空腹中枢の出番がやってきます) 一度に食べますと、肝臓にたまった残りは、インシュリンによって脂肪細胞へ運ばれ、そのまま脂肪になって保管されます。 実際は、トータルカロリーを調整した上で、軽い「間食」をはさんでやるほうが、より血糖値は安定します。

夕食は軽く 夜は副交感神経が働いて、インシュリンの分泌量が増え、脂肪をためこもうという働きが活発になります。インシュリンは、余分な血糖をグリコーゲンや脂肪に変える働きをします。 夕食は少なくても寝る2時間ぐらい前には済ます方が肥満予防にはなります。

第3の脂肪「異所性脂肪」


内臓脂肪が多いと、病気の危険性が高まると考えられています。しかし最近内臓脂肪以上に危険な”第3の脂肪”の存在が注目されています。 この第3の脂肪は「異所性脂肪」とよばれ,心臓や肝臓、すい臓、筋肉など命を支える臓器や組織に蓄積し、生活習慣病など様々な病気を招きます。 通常、脂肪は脂肪細胞と呼ばれるカプセルに脂肪がくるまれた状態で存在していますが。しかし異所性脂肪は、むきだしの 脂肪が臓器や組織の細胞に直接貯まる場合が多く、脂肪の持つ毒性がダイレクトに組織や臓器を侵す、恐ろしい脂肪なのです。 この第3の脂肪がたまっている人が今、急増しています。ご注意!!

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